@redman_jp  

グランクレストのバレルア半島で遊ぼうキャンペーンの設定メモ Rev.3.0

【What's New】
・全員のオープニングを追記

■初期設定時点の国の設定
バルレアの“瞳”の南方外縁部。
そこには棄民たちの集落があった。
亡国の民や、犯罪者、逃亡者、捨て子など、帰るべき場所を持たない者達が、 混沌の脅威に曝された過酷な環境に適応し、身を寄せ合って辛うじて生き延びていたのだ。

連合と同盟の成立を経て、バルレア半島諸国の眼が“瞳”に向けられたとき、 真っ先にその集落に注目したのは大国サンドルミアだった。
“瞳”に適応したその集落を属国とし、攻略の前線基地として扱うことを決めたのだ。
誰の眼にも明らかな捨て駒であったが、寄せ集めの一集落に抗する術があるわけもなく、彼らは“瞳”の攻略へと向かうことになる。
それは、バルレア半島の情勢に投じられた新たな一石であった。

■現領主の設定
ジェイス・ウィステリア 26歳・男 信念:自分が何者か知る(目的)

17歳の時にこの地へ流れ着いたロード。世継ぎ争いを嫌って家を飛び出した小国の三男。
様々な理由でこの地へ流れ着いた人々によってできた集落に居場所を見出し、領主となる。
この地を第二の故郷と定め、民と一丸となって過酷な環境であるこの地の開墾に尽力する。
混沌を相手に一進一退の9年を戦いつづけ、ついに国力を安定させるまでに到達するも、数年前より患った病により死期が近いとの噂がある。
そのためか近隣国からの従属を求める声があるが、民から反対の声が大きく、断り続けている。
性格は温厚で正義感、使命感が強い傾向にある。人の意見を聞くところから始めるタイプの君主。
最近は何かと忙く子供の面倒を見れない親たちの代わりに、館で子供たちの面倒を見ていることが多い。
幼少のころに聞いた“バレルアの瞳”と四英雄という詩をこよなく愛している。

■ロード:ベリナス・ヴェルダディエ PL:妖くん
スタイル:ロード クラス:ルーラー ワークス:貴族C
■ライフパス
出自:名門貴族 経験1:試練 経験2:昼行灯
信念 目的:覇道を貫く 禁忌:誇りなき生き様 趣味思考:未定
因縁 :ノートン・ヴェルダディエ 関係:家族(感服/脅威)

■設定
野心を持ち“瞳”攻略に自ら志願してやってくる
妾腹の子であり、立場が弱く、ただ何もしないことを強いられていた王子。
だが、その胸に野心を秘め、己の覇道を歩む機会を待ち続けていたのだ。

■メイジ:名称未設定 PL:黒野さん
メイジの専攻でグルグル回っております。今のところ元素魔法が第一候補、召喚魔法が第2候補なれど、いきなり相手に落下ダメージを与え始める静動魔法に心ときめき、「あ、でもこれ相手の運動判定達成値分ダメージ減るわね…」と夢から覚め、キャンペーンのセッティング故に国力がそのまま強さに繋がる錬金術に熱い注目が集まったりして心千千乱れ丸です、。

おいどん、執事に連れられてベリナスに紹介されるシーンやりたいなあ。
「甘やかされた餓鬼に俺みたいなメイジつけるなんてまあ、贅沢!」って顔で会いに行って
ベリナスの目の光みて腰抜かしたいです。

■アーティスト:名称未設定 PL:粥さん
バルレアで死にかけているところを助け出され、現行ロードの庇護のもとで5年くらい経った10代前半性別未定。
魔境で育ったと見られるが、助け出されるより前の記憶がないため、出生や、どうやってバルレアの中で生き延びてきたのかなどは不明。(探索で達成値が高いと、ここ知ってる…とか言いたい顔)
温かい「家」を用意してくれた現行ロードとウィステリアという国が大好きで、役に立ちたいと思っている。

■アーティスト:バルカ PL緋
▼クラス:アーティスト、レイヤー:ヒロイック
https://dl.dropboxusercontent.com/u/79385481/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%AB.xls

▼背景設定:“バレルアの瞳”と四英雄
極大混沌期の終焉、ファースト・ロード:レオンの登場(~1000年前)から、混沌を秩序回復戦争期(~600年前)までは英雄の時代だった。
人類は英雄のもと一丸となり戦った。
しかし、大陸全土の混沌濃度が低下し、混沌よりも人同士の争いが脅威となった戦乱の時代(600年前~現在)において、英雄たちは危険視される存在となった。
支配者どもの権力争いに巻き込まれて殺されて、混沌を操る罪びととして裁かれる。
英雄の末路は常に悲惨で、彼らの大部分は歴史の闇に消えていった。

それでも、最後まで人間と寄り添い、戦いぬいた4人の英雄がいた。
英雄を危険視する支配者たちによって、彼らの名前は残されていない。
民間伝承では、ただ救世主と呼ばれている。

戦乱期の中で、“バレルアの瞳”に発生し、世界が二度目の極大混沌期に陥りかけたそのとき、四英雄と仲間達は魔境“バレルアの瞳”に挑戦し、“バレルアの瞳”の中心部と外界を切り離す結界を構築した。
これにより、“バレルアの瞳”の中心部は結界内へと閉ざされ、極大混沌期の再来は防がれた。
現在でも“バレルアの瞳”はアトラタン大陸最大級の魔境だが、中心部から発生する混沌投影体が外界に出てくることは希だ。
彼らは世界を救ったのだ。

代償はある。四英雄と仲間達は誰一人結界の中から帰ってこなかった。
支配者たちの思惑により、彼らは“いなかったこと”にされており、このことを現代で知る手段は、民間伝承(歌や詩など)に限られている。※

※メイジとかは知っとくといいんじゃないかな。

▼ヴェロニカ・“バルカ”・クライシェの設定
四英雄の一人、ヴェロニカ・“バルカ”・クライシェは戦乱の時代(600年前~現在)のバレルア辺境伯である。
ファースト・ロードの系譜を継ぐ(と自称する)クライシェ一族でも傑出した大将軍(ロード)で“バルカ(雷光)”の二つ名を持つ。
彼女は若年から頭角を現し、幻想詩連合(ファンタジア・ユニオン)を大いに苦しめた。

バレルア半島全域を領土としていたが、“バレルアの瞳”対策には、常に頭を悩ませていた。
“バレルアの瞳”の拡張が世界の天秤を傾けようというそのとき現れた英雄に、彼女は自身の持つ聖印を全て譲渡し、彼らと共にバレルアの瞳に消えていった。
その後の結果は歴史が示すとおりである。

▼バルカの設定
ヴェロニカ・“バルカ”・クライシェの末期の夢が、投影体として外部世界にもれ出た存在、それがバルカである。
夢であるため、ヴェロニカ・“バルカ”・クライシェの理想を何一つ変わらず持っている。
それは人と人が争う戦乱時代ではなく、混沌という共通の敵に対して人々が手を取り合うという、秩序回復戦争期の理想である。
(それは、戦乱の時代に入ってうまく行かなくなったことは理解している)

自分が投影体として存続している理由は、ヴェロニカ・“バルカ”・クライシェが遣り残したことの清算のためだと考えており、“バレルアの瞳”の混沌核に対抗できるロードを探している。
その候補として、サンドルミア領主の持つクレストを引き継ぐ者(PC1:ロード)を見定めている。

なお、彼女は夢(理想と目的)以外を持ち越せてはいない。
例えば、過去の“バレルアの瞳”で起きたあらゆることを思い出すことができない。

■ライフパス
出自(混沌):死
経験表1:任意(4英雄、ヴェロニカ・“バルカ”・クライシェ)
経験表2:継承者(バルカ)
信念(目的):任意(バレルアの瞳を攻略し、混沌核を破壊する)
信念(禁忌):任意(過去の“バレルアの瞳”で起きたあらゆることを思い出すことができない)
信念(趣味嗜好):現代の常識を知らない(ことがある)


■オープニング
●オープニング:バルカ
嬉しいときがあれば悲しいときもある。
長くもあれば、短くもある。
形あるものではないが現実になりえる。
持たぬ者は不幸であろう。
だが持つものが必ずしも報われるものではない。
その名は・・・

極大混沌期はファーストロードの出現によって終わりを告げた。
そして、その遺志を継ぐ騎士たちによって秩序回復戦争がなされ、人類はアトラタン大陸に生存権を得た。
混沌濃度は減少し、混沌災害は減り、魔物の出現も稀となった。
人々は土地に種をまき、畑を耕し、そこで大いに繁栄をした。
だが繁栄は余剰を生み、余剰は富をもたらした。富は欲望を呼び、欲望はさらなる欲望を呼んだ。
かくして君主たちは混沌ではなく、お互いの土地を巡り争うようになった。
人と人が争う時代、戦乱の時代の幕開けである。

秩序回復戦争がなされてもなお混沌の影響が懸念される、ここバルレア地方も例外ではなかった。

ヴェロニカ・“バルカ”・クライシェのもとへ、最後まで抵抗を続けていたロードが謁見に訪れた。
お供はなく、丸腰で、だ。
「全面降伏いたします。命ばかりはお助けください!このとおり聖印はすべて貴方様へ」
君の聖印へ、平伏したロードの聖印がすべて吸収された。これで、この地の聖印はすべて君のものだ。
その場にいるすべてのものたちが終わった、と思う中、君はこれが始まりであることを確信していた。

●オープニング:ベリナス・ヴェルダディエ
君は孤立していた。
幼くして後ろ盾を失った第三王子。
唯一の味方は、母の代から仕える執事ただ一人。
物心がつく前のおぼろげな記憶では、厳しくもやさしい存在だった。
今は君の手であり足である。無駄口は聞かず、ただそこにあり、君が望むことを実行する。
この有能と言える執事への、ただ一つの不満は、君が過ちを犯すと悲しい顔をすることだ。
その、悲しい顔を見るのだけは苦手だった。

孤立してはいても、寂しくはなかった。
書物は君の友であり、父であり母であった。
時勢は吟遊詩人より仕入れた。
当然、書物も吟遊詩人も先立つものがなければならない。
執事は君が望むものを手に入れてきた。
父、いや王が払っているとは到底思えない。母の命日に花すらよこさない、そんな男だ。
その費用を賄っているものについて考えたこともある。
だが、そんなことは問題ではないのだ。
牙をひたすらとぎ続けることこそが必要なのだ。

軍議に出さえすれば、と思い続けて数年がたった。
長兄と次兄が結託して手をまわしており動きが取れなかった。
耐えられたのは、母から受け継いだ僅かな聖印と信念があったからだろう。
執事は、今日も君のすぐそばに控えている。

ある日、長兄がやってきてこう言った。
「お前を軍議に出させてやらんこともない」
「だがその場でお前は俺の言うことにすべて賛同し、讃えろ」

長兄が去った後には次兄がやってきた。
「長兄が来たのは知っている。何を言ったかも、だ。そのうえで俺に味方しろ」
「長兄以上の地位にお前を与えてやろう」

好機。
今後についてのて思考をまとめ終わると、急に喉が乾いてくる。
ベルを鳴らそうと思ったところで、執事がお茶を用意してきた。
「なにか、よいことでもおありでしょうか?」
喉を潤し、一息ついたタイミングで尋ねてくるのもまた心地よい。
「お召し物も、剣も、用意してございます。長兄様にも次兄様にも、決して引けを取りますまい」
執事はやわらかに微笑んでいる。
時が、ついに来たのだ。


●オープニング:メイジ
戦乱の時代。
血統、才能、財産。
君はいずれも持ち合わせず、この世に生を受けた。
ならば早々に人一倍に努力をするべきだと決心した。今思えば君の武器は早熟、であったといえる。
君は魔術師になることを選んだ。
理由はシンプルだ。混沌がある限り、くいっぱぐれることはない。そして自分が死ぬまでに混沌が消えることはない、だろう。
衣食住の心配がなく、さらに人から感謝されるというおまけつき。
不安と期待を抱き、右も左もわからないまま、アカデミーの科挙へと挑んだ。結果は散々だったが、手ごたえは感じていた。

次の年も結果は不合格であった。貧しさ故に挑むことすらできぬ年もあった。
また、倍率が膨れ上がり、足切に涙をのんだ年もある。
もはやこれまでと最後に受けた科挙をギリギリで通過した。
念願かなって始まったアカデミーでの生活も決して楽ではなかった。
全てを学び取ろうと、貪欲すぎる姿勢は、教える者から好意的に見られたが、共に学ぶ者からは白い目で見られた。
孤独。だが君には覚悟と信念があった。

数年後、君はアカデミーの専門課程すべてを合格点以上で修めた。
専門課程においては、一つの過程を平均点で卒業するものが多い。
周りの人間は大いに驚いた。師からは、こっそりとお祝いの言葉が届けられていた。
成功を掴むのにもっとも遠回りである方法で、君は魔術師となったのだ。
あとは道を踏み外さぬようにゆっくりと歩くのみ。ただ、それだけで成功は約束されている。

派遣先はサンドルミア。
連合か同盟か、と激しく揺れ動く諸国の中、どちらの勢力にもつかない第三勢力。
二つの勢力を飲み込む機会をうかがう辺境の大国。
同僚たちは君の派遣先を羨んだ。
サンドルミアは当分動くことはない。アカデミーの見解だ。
戦に借り出されることはなく、成功の余韻に浸りながら生涯を終えることも、可能かもしれない。
多少、混沌の影響が大きい地方とはいえ、このご時世では混沌より戦の方が恐ろしい。
喜びをかみしめながら、最後の詰めを怠らぬようにサンドルミアへと向かった。

サンドルミア国内の勢力は王が絶対の権力を握り、その片腕となるべく第一と第二王子が緊張を高めている。
第三王子ベリナスのことは途中で調べるのをやめた。情報を集めれば集めるほどうんざりしてくる。
「甘やかされた糞餓鬼」
それが、君が集めた情報から割り出したベリナスの評価だ。
第一王子、第二王子どちらにつくか結論を出すのは明日でいいだろう。
ふと、扉を叩く音がした。嫌な予感がした。
居留守にしようと思ったとき、扉の向こうの人物は君の名を呼んでいた。
穏やかで柔らかい、だが中に芯が通っている声。
声による引力、としか言いようのないものに惹かれ、君は扉を開けていた。

●オープニング:アーティスト
君には名前、がある。
大好きな領主がくれた立派な名だ。
今では発音はもちろん、読むことも書くことも、完璧だ。
どんなときも、心のなかでその名前をなぞれば、落ち着きを取り戻せる。

かつて君は獣、であった。
自己の存在を認識したとき、暖かさを感じるものはなにひとつ、なかった。
あったのは冷たい地面と空腹と憎悪。
そして混沌の力。
いまでもはっきりと覚えている。

魔境での生存競争は過酷だ。自然など到底比べ物にならない。
ましてやここは、複合型魔境バルレアの瞳である。
君は空腹をこらえなが眠るとき、朝、目が覚めないのではないか、という恐怖に震えながら目を閉じていた。
餓えと渇きは目覚めの合図だった。それが君の日常。だが、いつまでたっても慣れなかった。
いまでもはっきりと覚えている。

君は力尽きた。安らぎはない。ただ恐怖だけが体を包み込んだ。
だが、不意にふしぎなものを感じた。
痛みでも、苦しみでも、冷たい地面でも、空腹でも、憎悪でもない。
はじめて向けられた敵意以外の感情。
恐怖はいつしか消えていた。
代わりに、人のぬくもりが君を包んでいた。
暖かい寝床、温かい食べ物。
いまでもはっきりと覚えている。

次の日から君の人生がはじまった。

君は誰よりも大きな声で挨拶することができる。
スプーンやフォークを使って食事をすることができる。
清潔な衣服は大事だ。お風呂は毎日でもいい。
木を伐ることも、鉱石を掘ることもできる。
畑を耕し、収穫することができる。
狩猟することも、獲物を解体することもできる。
料理はできるが、口にした皆は首をかしげる。
掃除だってやろうと思えばできる。
裁縫は苦手だ。洗濯も得意ではない。
読み書きは村で二番目にできる。これは、誇りだ。
自分は強い、とは思うが、それはさして重要ではない。
子供たちのなかで最年長だ。とうぜん皆の世話をすることができている……と、思う。
空腹を我慢することはまだちょっぴり難しい。
ご飯の前の「いただきます」の意味を知っている。
嬉しさや悲しみを分かち合うことができる。
皆で遊ぶことが大好きだ。

これらすべて、この村で覚えたことだ。
辺境の小さな村。君の暮らす暖かい家が、ある。
さあ、今日もやることは山積みだ。
心のなかで自分の名をつぶやき、君は領主の屋敷へと向かった。


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