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鳩川ぬこ

ツイートを一つにまとめました。

#初恋カタルシス の表現に傷付いて
作者の意図が謎のままフラストレーションを感じている方は、読むと楽になるかも知れません。
文章で伝えるのがあまり得意ではありません。ご了承下さい。

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「初恋カタルシス」は悩める主人公を救いにいく物語なのですが、同時に、一般的な男性とノンセクシャルが恋愛した場合に起こる「分かっていてもどうにもならない現状」を描いたものです。
特に、唐木田さんや周囲のボンヤリとした無理解は、ノンセクシャルに対する現実的な反応をそのまま再現したものです。
内容はフィクションですが、作者個人が現状への絶望からやけくそで制作に踏み切った作品です。
BLのファンタジー要素を活用しても、執筆が辛い部分がありました。
当事者の方に辛い思いをさせてしまう可能性も考えました。
それでも最終回まで執筆したのは、「現状」をフィクションとして吐き出すことで、自分自身の感情を確認したり、pixivで誰か一人に共感して欲しかった作者のエゴです。

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一般的な男性キャラクター・唐木田さんの「オレに(好意を)証明しろよ」というセリフについて。
作者が唐木田さん側の心情も表現したかったため、入れたシーンです。
「恋人に性行為を拒絶され続ける」ことがどれ程辛いかは、世に溢れる恋愛作品からも推測出来ます。
「性的に応えてくれたらいいのに」「応えてくれたら嬉しい」と感じてしまうのは、唐木田さん側の「どうにもならない本音」だと想像しました。
キャラクターを、そういった感情を無視できる完璧な存在にしたくなかったため、入れることにしました。

唐木田さん側からすれば、Aセク全般は未知の領域だと思います。
感覚は憶測でしか分からないし、理解しようとする熱意も当事者より圧倒的に下がります(しかも情報が少ない)。
心から「相手の意思を尊重したい」と思っていても、正しい選択が出来るとは限りません。
そういった唐木田さん側の戸惑いをそのまま描いたのは、問題を「無視」したり「触れてはいけないセンシティブなもの」として扱うより「雑で不器用でも問題に向き合ってくれる」不完全なキャラクターとして描きたかったからです。
結果、主人公が自分の意思で性的に応えて、自分は「性的接触を不快感に感じないタイプなんだ」と気付く展開は、BLの主人公2人が幸せになるためのご都合主義の展開です。

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問題のフェラチオシーンは、主人公が初めての恋愛関係で自分は「性的接触を不快に感じないタイプ」だと発見する体験を描いたつもりでした。
そのためには主人公が「性的接触を不快に感じないタイプ」だいう明確な説明が必要だったのだと思います。
けれど、作者の作風は、説明的な場面を削ってシーンで映像的に表現しがちで、読者に不親切だったと思います。
物語前半のフラストレーションと恐怖の感情が、当事者により強く伝わってしまうのも致命的でした。
作者の表現が未熟なせいで両極端な感想を招く結果になってしまいました。
「無理に提供する性行為は暴力、当事者として共感できない」
「提供できる性的接触を探したい、当事者として共感できる」
接触に対する感覚は個人個人で異なるため、どちらの意見も正しいものです。

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最後に…「ノンセクシャルのチャート表」について、不正確なものを掲載した理由をお伝えさせて下さい。
あのチャートはノンセクシャルを全く知らない方に作品をスムーズに読んで頂くための配慮でした。
あまりに知名度が低いため、いきなり専門書のように正確な記述にしてしまうと、当事者しか読んでくれないと感じたため、なるべく簡略化してしまいました。
内容も「作中で表現する範囲のみ」に絞っているため「恋愛関係になる以前」や「他のセクシャリティである可能性」への分岐点は削ってしまいました。
いっそ入れない方が良かったかも知れません。

「ゲイ文化がBL化されたように、誤解が認知されたら今より生き辛いかもしれない」
「認知度が低いテーマの創作物は正しい判断を明確に説明するべきだ」
そう感じる方が沢山居て、その価値観に「初恋カタルシス」は寄り添えなかったんだと思います。
悲しい思いをされた方がたくさん居ると思います。どうかこの漫画を忘れて素敵な毎日を送って下さい。
拙い作品に興味を持って頂いてありがとうございました。


鳩川ぬこ


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