@SEALDs_Kansai
SEALDs KANSAI

こんにちは、和歌山大学の服部といいます。SEALDsKANSAIとしては、はじめてのスピーチなので聞き苦しい箇所もあるかと思いますがよろしくお願いします。

僕は大学では特別支援教育、いわゆる障がい児教育を専攻しています。専攻生の取り組みのひとつとして、地域の障がいのある人達50人ほどを大学に招いて、僕たち学生が運動会やクリスマス会などの行事を企画し、その時間を一緒に過ごすといったものがあります。これは学生にとっては障がいのある人と実際に触れ合う学習の場となる一方、障がいのある人から見れば余暇の過ごし方のひとつとなっています。
実際に障がいのある人は休みの日などには出かける場所がなかったり、遠くへ移動する手段がなかったりと余暇の過ごし方に困難を抱えている人もいます。なので、こういった場所は障がいのある人の生活の質を高めることにつながる大切な場所なのです。しかし実際大学生は微力で、できることは限られています。だからこそ、こういった場所はもっと増えていくことが求められています。

しかしその反対にこういった場所が保障されないということは、彼らの生活を息苦しいものへと追い詰めていきます。
戦争は障がいのある人にとって、そうった息苦しさを助長する最たるものです。
なぜなら今言ったような場所が保障されなくなるばかりか、差別の矛先が真っ先に彼らに向けられるからです。
第2次世界大戦中、ドイツが行ったホロコーストは皆さんもご存知かと思います。ガス室を使って組織的にユダヤ人を大量虐殺したものです。しかし、ガス室を使った大量殺人の最初の対象はユダヤ人ではなく、知的障がい、精神障がいのある人たちなどでした。これらの障がいが遺伝すると信じられた当時、それらの障がいを予防するといった考えのもとで障がいのある人を殺したり、子孫を残せないようにと断種手術をするという政策だったのです。これらはなにもナチスドイツのみの話ではありません。ここ日本でも「断種法」は整備され合法的に断種手術は行われています。

さらに日本では国家総動員法をきっかけに障がいのある人にも戦争を強いていきます。視覚障がいのある人は「目が不自由な分、耳を使え」という形で聴力のトレーニングを重ね、夜間、敵の飛行機を見張ることになります。軽度の知的障がいのある人は兵士として駆り出され、その場に慣れることができずに脱走兵となったり、上官からの暴行を受けることなどで精神障がいを発症することもありました。

障がいのあるような人たちが、社会の中で平等な権利を持ち、生活の質を高めていくためには、「平和であること」と「保障が整っていること」が絶対の条件です。それがなければ彼らはたちまち社会的に弱い層へと追いやられてしまいます。しかし今の政府はそれらを保障しようと勤めているでしょうか。僕にはそうは思えません。必要な人に生活保護受給が浸透していない、子育て支援にろくに財源もまわさず、教育の無料化が完全に達成されていない。など様々な課題を置き去りにしたまま安保法を通してアメリカに軍事援助というかたちでみつぐ予算をつくりました。この法は自衛隊員を世界中の戦地に赴かせて人を殺させる法律であるばかりか、まだ社会のいたるところに存在する差別や格差を一層広げるものとなります。こんな法制を整える政府がそういった保障をしよう、と真剣に取り組んでいるとは残念ながら思えません。
一方で、僕と一緒に障がいのある人と接する活動をしている人達の中にはこの法制がこのような影響を持つことに意識が向かず、反対を堂々と言える一歩を踏み出せない人がたくさんいます。この法制に反対する窓口は社会的に弱い立場の人を助けたいと願う立場のどんな学問からも結びついていて、反対の立場をとる十分の理由があります。だからこそ、僕は隣の人に語りかけていくことを続けようと思います。日頃からその話をおそれずにすることをやめないでおこうと思います。そうやって一人でも巻き込んで変わっていかないと、世界はよくならない。
社会的弱者がさらに社会的弱者へとおいやられる連鎖は止まらない。
こんな場所に立って「社会的弱者」なんて言葉を使わざるを得ない世の中はやっぱりおかしいんです。そんな言葉、概念ごとなくなる世の中にならないといけない。そんな願いを持っています。そんな願いを実現したい思うとき、今の安倍政権の独裁は真逆の方へと歩んでいます。それを絶対に許してはいけません。
こんなときこそ僕たち主権者が小さな変化を起こし続けないといけないと感じています。実際僕は非力でまだ自分の周りを巻き込めてません。でも絶対にあきらめない。「デモあるぞ。来てみなよ!」なんておどけて声をかけてみてます。できるだけしつこく。それをできる範囲でやっていく。そんな小さな行動しかできませんが、それでその人の心に何か小さな変化が起こることを期待しています。そんな変化が積み重なればいつか世界は大きく変わると信じているから。


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